magoの挑戦。

magoはヘアーサロンです。
髪を切って、心が晴れ晴れするサロンでもありながら、コミュニティーの場でもありたい・・・と、日々頑張っています。

これからも、日々得た情報を、magoフィルターを通してお伝えさせて頂きます。
ブログに掲載する内容は、色々な方から得たお話です。

今日は 輝く未来ビトさんから
【ペルーに蒔かれた一粒の種の物語】

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加藤明(アキラ)は、母校の大学バレーボールチームを
学生日本一にした実績が認められ、

南米ペルーの女子バレーボールチームに
監督として招かれることになった。

ペルー各地から有望な18人の選手が集ると、

「練習は、土曜、日曜を除く毎日、夕方から5時間行う」

アキラは選手たちにそう言い渡した。

それまで、1日1時間程度の練習
しかしてこなかった選手たちは、
口々に不満を言い始めた。

家族と過ごす時間を持てなくなった選手の中には、
練習場まで家族を連れてくる者さえいた。

厳しい練習を見つめていたある父親は、

「うちの娘は、もっとやさしくされる権利がある。
この国ではそうだ。おまえの国とは違うんだ」

と、怒鳴るように言い、
選手を連れて帰ってしまったことさえあった。

毎晩、ランニングやレシーブなどの厳しい練習が繰り返され、
何人かの選手は、耐えられず辞めていった。

新聞にも、

「日本人監督が栄光の選手たちをやめさせた」

などと書かれた。

がっかりしたアキラを支えてくれたのは、
残った選手たちの明るさだった。

ペルーの娘たちの笑顔に接するたび、

「ペルーの選手たちと一緒に汗を流そう。
そして、いつかは世界のひのき舞台で活躍して、
一緒に喜び合おう」

そう心に誓った。

アキラはペルーの選手たちの素直さや快活さを、
もっと練習に採りいれられないだろうか、と考えた。

そのために、
いつも選手たちの父親のような存在でならなければ、
と思うようになっていた。

自分が教えた「上を向いて歩こう」や「さくら さくら」、
そしてペルーの唄などを一緒に歌った。

そうするうちに、選手たちは
アキラと家族のような結びつきを感じるようになっていった。

アキラも明るく純粋な
ペルーの選手たちにますます惹かれていった。

選手たちからペルーの歴史や文化、
習慣などを教えてもらい、

自分も次第に、
ペルーの人になっていくように感じた。

練習場では、キャプテンがペルーの言葉で
「オーレ」(がんばろう)と声をかけると、
日本語で「ハーイ」と答え、ボールを追いかける、

そんな風景が当り前になっていった。

練習場では、選手たちの
いつも元気な声が響きわたった。

・・・もう、辞めていく選手は
一人もいなくなっていた。

1967年、東京で、
世界女子バレーボール選手権が開かれた。

ペルーにとっては、
南米代表としての初めての大舞台。

アキラにとっては、
祖国での凱旋試合となった。

結果は、おしくも4位に終わった。

表彰式では、3位までのチームに
メダルが授与された。

4位だったペルーチームには、
拍手が送られただけだった。

それは、表彰式が終わり、
観客が席を立とうとした時だった。

突然、場内に
思いがけない歌声が響いた。

♪♪上を向いて歩こう。涙がこぼれないように――♪♪

ペルーの選手たちが、
鮮やかな日本語で歌い始めたのだった。

その姿は、悔しいけれど、泣くまいと涙をこらえ、
アキラのために一生懸命に歌っているようにも思えた。

そして、1位となった日本の選手たちが
歌声を響かせたペルーの選手たちのもとへ駆け寄り、

自分の首から金メダルをはずすと、
ペルーの選手たちにかけはじめた。

会場からは、われんばかりの拍手が起こった。

ペルーの選手たちは、
嬉しさと涙でくしゃくしゃになった顔で、
日本の選手たちと抱き合った。

アキラの目からも、
泪があふれそうだった。

そして・・・・

選手たちはこのとき、
アキラを本当の父親のように感じた。

「ペルーは泣いている」

1982年3月、ペルーの新聞は、
早すぎたアキラの死を大々的に報じた。

葬儀は、いつも使っていた練習場で行われ、
アキラの棺は、選手たちに担がれた。

数千人のペルーの人々に見送られ、
アキラは荼毘(だび)にふされた。

お骨は2つの箱に。

一つは、故国・日本に、

もう一つは、第二の故郷・ペルーで

アキラを埋葬するためだった。

それから9年たった1991年。

ペルーのアテ市に、
アキラの名前が付けられた小学校と中学校
【AKIRA KATO】が建てられた。

アキラの蒔いた国際親善の種は、
しっかりペルーの地に根付いたのだった。

(『心の物語 -これが最新 みんなのどうとく』より)

【輝く未来ビト】 
00576250s@merumo.ne.jp

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1番を目指すことは厳しい世界ですね。

おしまい。

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